実はもったいない!?着物は着物買取にもっていくと・・・
かつては普段着としても着用されていた着物ですが、移り変わる文化と価値観の中、着物を着る機会がめっきり減ってしまいました。
昔仕立てた大切な着物が、今では箪笥の肥やしになっているという方も多いのではないでしょうか?
しかし着物文化が注目を浴びるようになった今、着物買取専門業者を中心に様々な業者が古い着物の買取を行っています。
そのため箪笥に眠る古い着物でも、売って現金に変えることができるのです。
ここでは古い着物の処分について解説したあとに、「買取」という選択肢についてもご紹介します。
古い着物の処分にお困りの方はぜひ参考にしてみてください。
今こそチャンス!古い着物への需要が高まる
古い着物は、遺品やお下がりとして譲り受けたなどの理由で、処分に困っているなどの悩みをもつ人が増えています。
そこで、注目を集めているのが「古い着物の買取」です。
不要になった着物の買取が積極的に行われていることをご存知でしょうか。
なぜ、着物は古くても買取が盛んなのか、まずはその理由を紐解いていきます。
レトロブーム到来による注目
古い着物の買取が注目されている1つ目の理由は、2017~2018年頃に若者の間で昭和時代を中心としたレトロブームが起こっているからです。
これには、写真共有を目的としたSNS「インスタグラム(Instagram)」が大々的に普及したことが大きく関係しています。
ハッキリとした線や地色、大きな模様で大正~昭和時代のレトロな雰囲気を醸し出す着物は、
・「自分たちが生まれる前に流行った故に斬新」
・「懐かしい感じがして魅力的」
・「洋服にはない綺麗なデザインが写真映えする」
と若者に評価されています。
「インスタ映え」する美しいレトロな着物を着て写真を撮るのが流行り、若者の間でレトロデザインの古い着物の需要が高まったのです。
それゆえ、若者の古い着物のレンタル需要が増加し、着物レンタル業者やそこへの販路をもつ買取業者で古い着物の需要が高まっています。
外国人観光客の増加
観光庁によると、2018年度の訪日外国人旅行者数は、統計を開始してから初めて3,000万人を突破したそうです。※参照:観光庁 訪日外国人旅行者数データ
「日本に来たら着物を着てみたい」と考える外国人旅行者は多いようで、その様子は着物のレンタルや着付けプランを取り扱う業者のホームページに反映されています。
着物レンタル業者のホームページでは、日本語以外にも英語・中国語・韓国語・フランス語・スペイン語など各国の言語に対応しているところが多く、世界中の人から着物のレンタル・着付けのニーズがあることが分かります。
・「落ち着きと品のある仕草」
・「鮮やかな色使いや細かい刺繍が綺麗」
・「髪飾りなどの小物がかわいい」
これらの理由で、着物が好きな外国人観光客が多いようです。
また、異国を訪れたらその国の文化に触れてみることが、海外旅行の醍醐味の1つですよね。
外国人観光客が多い浅草や京都周辺の着物レンタル店に着物を卸すために、中古着物を買い取る業者が増えたので、着物の買取需要は増したと言えます。