実はよくあること??訪問買取は詐欺に注意しましょう

このところ、中古着物の需要が急増しています。

特に56年ぶりとなる東京オリンピックの開催が決まってからというもの、着物への注目が集まるようになってきました。

訪日する外国人へ着物の販売はもちろん若年層からは真新しい文化として中古着物を求める動きは活況を見せています。

そこで人気が集まっているのが着物の訪問買取サービスで、査定員が自宅へ訪問し箪笥に眠った着物を買取してくれるので高年齢層を中心に利用者が増加しています。

しかしその裏で着物買取を名目にした詐欺被害が相次いでおり問題視されています。

今回は着物の訪問買取で詐欺にあわないための方法と騙されない着物の正しい売り方についてご紹介します。

訪問買取の場合には「詐欺」や「押し買い」などのトラブルに注意しましょう

着物買取は査定員が利用者の自宅へ訪れる訪問買取と宅配買取、店舗への持込買取という3つがあります。

着物は運び出しの手間がかかることから査定員が訪問して買取を行う方法が最も利便性が高いため、訪問買取の需要が高いという特徴があります。

しかし、着物の訪問買取で最も多いのが貴金属買取を目的とした押し買いで、着物の査定で訪問したのに着物を見ずに貴金属はないかと執拗に迫り、利用者が貴金属を売ってくれるまで延々と要求し続ける業者や事件が増えています。

貴金属目的の押し買い業者の多くは、「不要品買い取ります」などといった突然の電話や事前約束なしで自宅へ訪問してくるのが特徴です。

ですから不審な電話や飛び込み営業には要注意が必要といえるでしょう。

注意すべき買取業者について

着物買取の名目で、あの手この手で執拗に貴金属の買い取りを迫ってくる悪徳業者の共通点をまとめてみました。

・「不要品買い取ります」と言って突然の電話や飛び込み営業で訪問しようとする
・査定を頼んでいない商品の査定を求めてくる
・執拗に貴金属がないか尋ねてくる・貴金属を出さないと帰らない
・知名度がない
・訪問時に訪問目的を告知しない
・査定時に必須となる行商(古物商許可証)の提示がない
・クーリングオフに関しての説明や相談窓口の案内をしない

など、これだけ多くの特徴が見受けられます。
着物買取を口実とした詐欺や押し買い行為の手口として「高齢者を狙う」という手口があります。

高齢者が狙われる理由として、若い方に比べて思考能力や判断力が低下している場合もあり、悪徳業者からすると最も狙いやすい層と言えます。

ご家族やお知り合いの方に高齢者の方がいらっしゃる場合は押し買いや詐欺行為の被害にあわないようにするためにも普段から声かけやフォローが必要ではないでしょうか。

営業電話は慎重に

皆さんのところにも突然「ご不要になった着物はありませんか?」や「着物を高く買い取りますよ」といった電話がかかってきた経験はありませんか。

利用したこともないのに、なぜ自宅に電話をかけてきたのか疑問に思った方も多いのでは。

見ず知らずの買い取り業者から電話がかかってくるのは何故なのか、また営業電話を行っている業者は信頼できるのでしょうか。

優良業者で電話営業しているケースは少ない

教えた覚えもないのに電話をかけてくる業者の場合、押し買いなどをするいわゆる悪徳業者の可能性が高いです。

この場合、電話帳を使い片っ端から電話をかけているローリング作戦を行っているケースが非常に多いと言えます。

営業電話をしている業者は、あくまでも「着物を買い取ること」を名目にはしていますが、本来の目的は自宅まで押しかけ、貴金属製品の買い取りを狙っていることが大半です。

また、営業電話をしている悪徳業者は何度も執拗に電話をしてきたり、とにかくアポイントにしようと強引に話を進めてくるのも特徴です。

ただし「買い取ります」と電話をかけてくる業者は、必ずしも悪徳業者とは言えないですが、まずは疑ってかかることが大切です。

そもそも着物買取の業績がある優良業者は、広告費を使いテレビCMや新聞などで宣伝し利用者を獲得していることが多く、アポイントになりにくい営業電話をしている業者は少ないです。

営業電話の段階で慎重になることで、詐欺業者の悪徳なトラブルに巻き込まれることを未然に防げます。

着物買取のコツについて

着物の買取詐欺やあらぬトラブルに巻き込まれないために、そして安心で安全な着物買取サービスを利用するためのコツを紹介します。

問い合わせした覚えのない訪問は断るべき

詐欺や押し買い手口を行う悪徳業者の多くは事前約束なしで突然訪問してくるケースが圧倒的に多いです。

一度自宅へ入れたら最後、あの手この手で貴金属を執拗に迫ってきて、売るまで帰ろうとしません。

ですから見知らぬ買取業者は絶対に部屋へ入れてはいけないとともに、不審に感じた時点ですぐに警察に連絡しましょう。

もしも話を聞くのであれば、会社名や電話番号、住所の確認は必ずしましょう

一般的に買取業者は訪問時に必ず訪問目的や行商(古物商許可証)、会社名や住所・電話番号が記載された名刺の受け渡しを必ず行わなければなりません。

しかし詐欺目的の悪徳業者は身分証の提示はおろか会社名や電話番号・住所を明かしたがらず、名刺の受け渡しも拒否する場合がありますので要注意です。

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